京都品質創造プロジェクト・・・京の、今日の「和の美」を日常に・・・
【さか井美ゆき・糸のイラストレーション展】

12月12日より「さか井美ゆき・糸のイラストレーション展」が開催中です。

さか井美ゆきさんは、瑞々しい色合いと繊細で確かな表現力が持ち味の、ミシン刺繍によるイラストレーターとして日米で活躍されています。


雑誌で新聞で、はたまたマクドナルドの店内で、リビングやキッチンに掛けられたさまざまな企業カレンダーで・・・
さか井美ゆきさんの作品をご覧になったことがある方は大変多いと思います。
今回は、それらの印刷物のもとになったオリジナル作品をはじめ
椿ラボのために特別に制作してくださった新作や
お買い求めいただきやすいポストカードなども一挙公開&販売。


印刷物とはまた違った、ミシン刺繍の勢いや、糸調子を変えて縫い重ねられる裏技なども、じっくり鑑賞いただける実物がズラリ並んでいるさまは圧巻です!


さか井美ゆき・糸のイラストレーション展」
椿ラボ京都にて 12月28日(金)まで開催
11:00-20:00 (椿ラボ京都は火曜定休)
【大津絵ミンガマンガ展】

日本唯一の無形文化財大津絵師が認めた「平成大津絵漫画」の可能性を探る。

-2007年11月 大津絵ミンガマンガ展 開催-

■伝統民画「大津絵」から生まれた、平成大津絵漫画



現存される唯一人の大津絵師四代目・高橋松山先生は、「大津絵」と「大津絵民画」の双方で、精力的に大津絵の伝承に努められています。
(※補足事項 2008年頃より、五代目と共に活動しておられます。)

大津市に生まれた山崎氏。
大津絵は、街中のオブジェや様々な場所に描かれており、山崎氏の日常の中にありました。山崎氏は大津絵の原点とされる「大津絵仏画」と、そこにこめられた風刺や教訓の意味を飛び越え、感覚的に大津絵の魅力を捕らえていました。
そんな風に日常にあった大津絵に、山崎氏独自の自由なタッチと色彩の選択を加えて「平成大津絵漫画の前身」を作り出していました。
2005年初夏、山崎氏は松山先生を訪ねることとなります。松山先生は、これまでになかった大津絵の分野として山崎氏の作品を受け入れ、「平成大津絵漫画」の銘をあたえます。その後、松山先生より直接指導を頂くことで、「平成大津絵漫画」は高い品質での広がりを作ることとなります。

■ファニーに人間を風刺する、大津絵漫画は動き出す。

大津絵漫画は、その動きを期待させます。今回の展示会では、多くの商品へと形を変えた松山先生の大津絵民画の展示の中を、大津絵漫画のキャラクターが駆け回ります(!?) 。山崎氏の作品は大津絵のキャラクターたちが、現代人にとって、分かりやすく、親しみ深いマンガとしてシンプルに描かれています。そんな彼の描く大津絵漫画は、ゲームのキャラクターやグッズ、市のマスコットキャラにも、民衆のそばにあるキャラクターとして変化する可能性を持っています。そんな可能性の片鱗を伝えることが今回の展示会の目的です。

本展覧会は、シニカルでユーモラスな「大津絵民画」と「平成大津絵漫画」を対比し時代に翻弄されつつも守り継がれる「大津絵民画」の真価と進化を広く知っていただき再び「大津絵民画漫画」が人々の生活に自然に寄り添い守り継がれていくことを願うものです。



会期:11月21日〜12月10日 (火曜日定休日)
会場:椿-tsubaki labo-KYOTO(文椿ビルヂング1F)

関連URL :
高橋松山先生のお店サイト http://www.otsue.jp/
【koha*の世界展】

文椿ビルヂング1階に、10月16日プレオープンする『椿tsubaki-labo-KYOTO』。

プレオープニング・エキシビションは『イラストから飛び出した、絵になる着物』

さまざまなアートワークやデザイン活動を通じ、京女の旬の遊び心を発信し続けるkoha*さんの最新の仕事の中から、とりわけお茶目な小紋「こはのこもん」にスポットを当ててみました。
伝統的な「染」と「織」の技術で、正絹に忠実に再現されるのはkoha*さんのイラストの中で、伸びやかに生きる女性が着用する小紋!

レトロでポップでスタイリッシュ。それでいてほんわか懐かしくなるkoha*さんのイラスト。
その絵の中で、現代の等身大の女性が身にまとう小紋を、そのまんま着こなせるなんて。。。

そんな夢のようにハッピーな空気感を、ぜひ体感してください。